時短にイラスト素材集を使うのはアリ
おつかれさまです
イラスト素材集というものがあります。
和風の柄であったり、ヨーロピアンなフレームであったりをデータとしてまとめて、販売しているものです。こういったものを用いてイラストに柄入れをしたりすることはよくあることなんですね
イラストを描かない人にとっては、こういったものをプロが使うのはどうなの?と考える方がいらっしゃるかもしれません
ですが基本的にプロは自分のイラストの魅力が増すなら、なんでも使います。
背景素材を合成して情報量を増やす、3Dのデータから線画を起すなんてことは、現在のデジタル作画では普通に行われることです。
素材を使わないほうがプロっぽい!デジタルツールを使うのなんてズルい!なんて自己解釈で、現状プロが用いている技術を取り入れないのは、自分のためになりません。
こういったものです
イラストを描かない人には縁がないかもしれませんが、素材集はかなり使います。和柄なんかは1から描くとかなり大変です。こういった素材集を用いることで時短するのは、イラストレーターとしては当然なんですね。
使用する際はそれが商用可能かどうかが重要ですが、基本的に販売されているものはほとんど商用が可能です。ですが一応確認しておいた方がいいでしょう。だいたいページの最初の方、もしくは一番最後のページに使用許諾範囲が記載されています。
素材集は時短、情報量を上げるために使う
時間に余裕があれば自分で柄入れをした方がいいのは当然ですが、時間に余裕がない場合も当然考えられます。キャラクター制作などでは、キャラクターや衣装の造形に時間がかかり、柄まで手が回らない、なんてことはよくあります。そういった際に素材集を用いて華やかさをプラスしたり、情報量を増やしたりします。
クライアントから要求されることもある
「ここに柄素材を入れてください」というクライアント指示をもらうこともよくあります。例えば戦国ものの案件で、キャラクターが綺麗な着物を着ている、なんて時は柄入れ必須です。そういった場合に備えて、柄素材を用意するのは、イラストレーターとしては当然なんですね。
素材集を使う際の注意点
素材集はイラストで報酬を得ようとするならかなり必要度の高いものなのですが、使用の際には注意しないといけないことがあります
素材集にメインの絵が負けてしまわないようにする
素材集はメインを補うものとして使いますので、メインのイラストの出来があまりよくないと、素材の方が完成度が高く、浮いてしまうことがあります。どんなに綺麗な柄でも、描いたイラストがメインにならなくては意味がありません。よく考えて使うデータを決めることが大事ですね。
使用許諾範囲はちゃんと確認する
繰り返しになりますが、使用許諾範囲をちゃんと確認しなければいけません。万が一商用利用が不可の場合、責任を問われることになります。ちゃんと利用範囲に沿って利用しましょう。
こんな風に描けます。
素材集を使ってイラストをもっと魅力的にしましょうという話でした。出来ることはなんでもすることが、イラストの魅力を高めることになります。作品は自分の子供みたいなものです。出来ることは何でもしてあげたいですね。
落書き
はこのなかにはにゃんこがいっぴき